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一般社団法人 神戸市視覚障害者福祉協会へようこそ

兵庫県神戸市中央区橘通3丁目4番1号 市立総合福祉センター内(2階)
TEL 078-371-6245


私たちは神戸市内で視力にハンディキャップを抱えながら、お互いに助け合い、励まし合い、心の目を繋ぎながら、明日に・未来に向かって楽しく活動している法人認可を受けた団体です。

本文開始

神戸市視協会報 第106号


平成27年1月20日発行

一般社団法人 神戸市視覚障害者福祉協会


ご挨拶

会長 奥本 一夫


明けましておめでとうございます。
昨年は皆さんのご協力、ご支援を頂き無事一年を終える事ができました。心よりお礼を申し上げます。皆さんも初春を迎えられ、心新たに決意をされた事と思います。どうかお幸せな一年でありますよう、お祈り申し上げます。
さて今年は終戦から70年を迎えます。人生の先輩たちの大きな犠牲と努力によってここまで復興してまいりました。障害者を取り巻く環境も、完全とは言えませんが良くなってまいりました。法律の制定にしましても、整備されてきました。今の時代に生きるわれわれは、とても幸せだと思います。この一年、皆で手を取り合って励ましあって、より良い年にしたいものです。
私も就任4年目に入ってまいりますが、活動を振り返ってみますと、社団法人から一般社団法人に移行、会費の軽減、支部会員の助成金の増額、本部事業への参加会員の負担軽減、運営規則の制定など、そして会員の減少の食い止めに力を入れてまいりました。これも皆さんのご協力、ご支援のおかげでございます。これからも微力ながら、皆さんと共に頑張っていきたく思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、この度、副会長の福井照久さんが厚生労働大臣賞を受賞されました。本会へのご貢献感謝し、心からお祝いを申し上げ、共に喜びを分かち合いましょう。


厚生労働大臣の「身体障害者自立更生」を受賞して

副会長 福井 照久

昨年還暦を迎えた私にとって節目の年に、厚生労働大臣の「身体障害者自立更生」という、身に余るような賞をいただけることとなりました。これは一重に市視協の会員の皆様や周囲の皆様のご支援とご援助があったからこそと、感謝し、厚くお礼を申し上げます。私のような、がらっぱちが本当にこのような大きな賞をいただくことに値するのかと自問自答すれば、ただがむしゃらにいけいけどんどんで突っ走ってきただけのような、とてもこのような大きな賞をいただける人間ではないようで、何となく気恥ずかしい思いです。 多くの方から「おめでとう」のメッセージをいただく度に、「もっと地に足を付けて、障害者福祉の原点に立ち返って頑張りなさい」と言われているようで、身の引き締まる思いです。授賞式の後、皇居にお招きをいただき、天皇皇后両陛下に拝謁をさせていただき「大変でしょうが頑張ってください」とお言葉をいただけたことが、還暦の最高のご褒美であり、人生最大の勲章です。そしてこの度の受賞におごることなく、これからも皆様と手を携え、心を繋ぎながら、視覚障害者の真の幸福と市視協の発展を目指して、前を向いて一歩ずつ歩いていきたいと思います。本当にありがとうございました。

第4回 神戸マラソン

11月23日(日) 岡崎 明美 氏(須磨区) フルマラソン 初参加 完走されました。


第17回 ジョギング&ウォーキング大会

10月10日(金) (於)王子スタジアム 出場者 27名

昨年は台風の影響で中止となり、今回は2年ぶりの開催となりました。秋空の下、参加者27人が伴走者と交流を深め、安全なサポートを受けながら、元気いっぱいに走ったり歩いたりしながら、爽やかな汗を流しました。来年も一人でも多くの皆様としっかり歩ける喜びを感じあえる大会になることを願っております。

成績

団体の部       優勝 東灘・須磨連合
個人の部  20分以内 優勝 福井 廣子(北区)
      20分以上 優勝 沖  博(長田区)

第52回 芸能大会

10月31日(金)  (於) 兵庫地下公会堂 出場者 27名

ここ数年、芸能大会への出場者が少なくなり少し寂しい思いです。大震災の前には、70人前後の出場者があり活気が溢れておりました。今年は27人の出場者でした。しかし皆さん元気いっぱい、堂々と演技を披露していただき充実した大会でした。今回から新しい試みとして、通信カラオケシステムも取り入れ、「とても歌いやすかった」との声も寄せられております。来年はより多くの皆さんの出場をお願いし、みんなで大会を盛り上げていきましょう。


成績


個人賞 1位  佐藤 一夫(長田区)
    2位  森  鈴子(北 区)
    3位  伊藤 信子(須磨区)
審査員特別賞  渡邊 充子(兵庫区)
会長賞     吉田 豊子(兵庫区)
中山財団賞   西村 泰子(兵庫区)

ふれあい交流会に参加して

垂水区 小林 紀代 記

9月11日(木)
大雨の中、総合福祉センターでお琴の演奏をするため、着物で出かけ大変でした。近くの小学生が80人ほど来ていたのでとてもにぎやかでしたが、お琴の演奏の頃には帰ってしまい、とても残念でした。それぞれの障害によって、ヘルパーさん・手話通訳者・要約筆記者がついています。ほとんどが同時通訳なのでそのスピードの速さには感動さえ覚えました。多くの人の前で話をするのはとても緊張しましたが、回数を重ねて楽しいトークが出来るように頑張ります。又参加したいと思いました。


第17回 全国視覚障害者 囲碁大会

兵庫区 田中 文雄 記

11月 9日(日)  (於)大阪商業大学

  •   参加グループ    一般 近畿 2府 4県 他18グループ
  •   盲学校        3校 (和歌山・奈良県・兵庫県)
  •   特別参加       4チーム 
  •   対局 7クラス    「名人・高段者・初二段・シングル・上級・中級・初級」
  •   全国参加者     108名  神戸教室参加者 10名
  •   ○上級クラス    優勝 土志田 武(としだ たけし)
  •   ○中級クラス     2位 佐々木 一幸

ヘルパー研修会

11月12日(水)   出席者29名  (於)あすてっぷKOBE
5班に分かれて日頃の対応についてディスカッション。白杖は必ずお持ちいただくようお声掛けをする。沢山のお買いものは安全面を考え、リュックなどの工夫をしていただき、ご理解を得る。
守秘義務について利用者さん、ヘルパーさん、それぞれの守秘義務を守ることなどについてディスカッションし、意義ある研修でした。


各区の報告

(灘 区)

  • 11月30日(日)       防災訓練           (於)稗田小学校
  • 12月 2日(火)~ 4日(木) マリーゴールドふれあい作品展 (於)市立六甲道勤労市民センター 
  • 12月19日(金)       歳末助け合い事業       (於)神戸どうぶつ王国
                    参加者 21名 (内 介助者 7名)

(中央区)

  • 11月16日(日)  社会見学 社会見学 水陸両用バス・シティーループバス乗車 参加者12名
             水陸両用バスで、海に入るときがスリル満点。皆の1,2,3の掛け声とともに海に入り、とても楽しく過ごしました。

(兵庫区)

  • 10月24日(金)  敬老治療奉仕

(北 区)

  • 12月19日(金)  カラオケ大会  (於)花とおじさん

(須磨区)

  • 10月30日(木) ふれあい学級  参加者 3名  (於)西須磨小学校

(垂水区)

  • 11月28日(金)  第14回「基礎から学ぶ料理教室」  参加者 7名
  •              レシピ 「親子丼」

(西区)

  • 10月24日(金)  ふれあい交流会  太山寺 なでしこの湯 参加者 11名

各部の報告

あはき部

部長 沖  博

  • 11月21日(金)  午前 あはき部会 廃鍼回収      (於)総合福祉センター
  •           午後 理療診療研修会 参加者 30名  (於)あすてっぷ KOBE
  •            「自律神経機能を調える鍼灸・手技療法」  講師:西條 一止 先生

音楽部

部長 小林 紀代

  • 12月 1日(月)   歌の集い 参加者 21名   (於)東部在宅障害者福祉センター
  •          26年度 3回目の「歌の集い」を開きました。時田直也先生ピアノ伴奏、そして歌のご指導をいただいて
  •          「幸せ運べるように」そしてクリスマスソングなど・・・中には珍しい曲もあり、教えていただきながら皆で歌いました。
  •          あっという間に楽しいときは過ぎました。

青年部

部長 佐々木文孝

  • 10月24日(金)  青年部日帰り研修旅行  参加者 15名  出石方面 
    

午前中は、蕎麦うち体験をしました。大きなそば玉を平たくのばして、のばした蕎麦を同じ太さに切ってゆくのが大変むずかしかったです。職人さんが丁寧におしえてくれたので、ある程度はうまく切れたと思います。昼食には、自分たちで作った蕎麦をゆがいてもらい、だしにつけて食べました。しこしことコシがあっておいしかったです。
午後からは、出石の町並み散策をし、そのあと出石焼きの絵付け体験をしました。全盲の人は、ちょっと、むずかしかったと思いますが、ヘルパーさんの手を借りて上手に描くことができました。当日は、天気にも恵まれて、心地よい研修ができました。



  • 11月21日(金)  友情交歓会 参加者19名   (於)みついの杜牧場

毎年開催の県視協青年部との合同友情交歓会、北区にあるみついの杜牧場へ行きました。今年は午年ということで、馬についての研修を行ないました。午前中は、馬と人間のかかわりについて寄田勝彦さんの講演、そして視覚障害者乗馬で活躍する樋口一恵さんのトークセッションがあり、みんな熱心に聞きいっていました。
午後からは「馬との出会い」ということで、馬の観察、ブラッシング、餌やりなどをしました。餌やり体験ではレタスを口にもってゆくと、むしゃむしゃとおいしそうに食べ、ピーマンをあげると要らないと戻したりしてきて、馬も好き嫌いがあるのだなと感心しました。馬との散歩は、馬と呼吸を合わすのがちょっと難しかった。乗馬は、始めは振り落とされそうになったけれど上手にバランスをとれば怖くないと感じました。実際に触れてみてその大きさに驚き、普段できない事を体験することが出来て本当に良かったです。

       

女性部

部長 折野八千代

  • 11月14日(金) 女性部研修会  須磨の歴史と須磨寺散策  参加者 96名(会員 54名)

穏やかな日差しの中、須磨寺公園に集合しました。須磨寺を自由散策。ボタンを何回か押して、青葉の笛の曲を聴く人や、見ざる・言わざる・聞かざるの猿の頭を押して動きを確かめる人、干支の根付けを選ぶ人など・・・。その後、場所をかえて須磨の歴史と須磨寺のお話を聞きました。須磨寺については、一緒に歩いているかのような説明に聞き入り、感動しました。
柔らかな日差しがさし、池と緑や赤茶色になった木々が眺められる場所で、歴史を学び、昼食をし、楽しい出会いの場のできたひと時でした。




体育部

部長 岡崎 明美


  • 11月 2日(日) 第 16回 兵庫県グランドソフトボール選手権大会  (於)大倉山球場
  •          神戸市チームは得失点差で負けてしまいました。

  • 12月 7日(日) 第 36回 近畿フロアバレーボール大会  (於)中央体育館
  •          寒い一日でしたが、皆さんの協力で無事大会を終えることが出来ました。応援ありがとうございました。
女子の部  優勝  WING KOBE
男子の部  準優勝 B.S. CLUB 神戸

老人部

部長 小谷 照子


  • 11月28日(金)  日帰り研修会  神鍋高原りんご狩り・但馬大仏方面  参加者 51名(会員 32名  付添い 19名)

好天に恵まれ、寒さに弱い老人部の皆さんは、大変喜んでいました。期待した紅葉は既に遅く、終了していて残念でした。
神鍋高原「リンゴ狩り」は、駐車場から道路を挟んだ入り口で、試食して入り、リンゴの採り方と注意事項の説明を聞いてから、早速皮ごと丸かじりをしたり、皮をむいて食べたり、蜜入りを採ると「大当たり」とはしゃぎました。
昼食の「カニ料理」は、甲羅を開けてカニ味噌を食べ、足をポキポキ折りながら道具を使って食べました。
但馬大仏は、中央に『釈迦如来』向かって右に『薬師如来』左に『阿弥陀如来』の三体が祀られていることを、住職さんの説明を受けてお参りしました。


新春 川柳

席題は「新年」 作品集より
松の内 今年の計画 まだ立たず      沖  博
凧あげて 子供ら声聞き 楽しいね     沖  絋子
初詣で 真心捨てたか ゴミの山      木村 睦三
おめでとう 何べん言ったか 数忘れ    築田 たきの
初孫の 紅葉のような手に お年玉     中村 よし乃
早く来い 指折り数える 日もあった    本田 征子
門松も 今は昔の 珍しさ         山崎 春男
初詣で 思いもよらぬ 人に逢い      渡邊 充子
初詣で 今年は富士見と 善光寺      小谷 照子
年賀状 忘れた君は 元気かい       小谷 忠志

情報いろいろ

JR西日本からのお知らせ

平成26年12月13日(土) 始発列車より、六甲道駅3番のりば(大阪方面 普通・快速列車)で、昇降式ホーム柵を試行運用しています。通常は柵が下りた状態で、列車到着時にのみ、編成両数に応じて柵が上昇しますので、ホームからの転落などのリスクが低減し、より安全に、安心してご利用していただけるようになります。


【問い合わせ先】
  神戸市立総合福祉センター 事務室 電話番号 078-351-1464

電話番号案内「104」新規登録情報

今までは、NTTの番号案内サービス「ふれあい」をご利用されていたと思いますが、この度、KDDIご利用の方のためにも「スマイル」という番号案内サービスが始まりました。ご利用される方は、0120-944-950 にお電話をして、詳しくお聞きください。


UD映画祭「人生、いろどり」副音声・字幕付 入場無料!

2月13日(金) 神戸朝日ホール 13時

過疎化の町を、農協職員と平均年齢70歳の3人の女性とで葉っぱや道端の草を料理のつまものとして販売し、売上高2億6000万円をあげるビジネスとして成功させた実話。葉っぱビジネスはそれぞれの悩みを抱えていた3人の幼なじみの人生にも変化をもたらしていく。(出演 吉行和子・富司純子・中尾ミエ 他)



神戸から始まった(31)

「混浴禁止令」

 男女混浴禁止令は明治元年に伊藤博文県令(県知事)が発令。東京、神奈川は明治5年からといわれている。銭湯は天然の温泉がたまってできた野湯であった為、男湯、女湯の区別は無く出来たもので、裸の入浴は江戸時代以降ともいわれる。江戸時代に入ると大都市で銭湯が大衆化し、松平定信が1791年、江戸の銭湯での男女混浴禁止令を出すが、依然として混浴が主流であった。明治新政府は欧米への体裁を気にし、禁止令を出すが治まらなかった。完全に無くなったのは明治末期になってからであった。しかし、それでも尚、地方の温泉地など多くが混浴は当たり前という時代が30年代まで続いた。


☆お知らせ☆

市視協事務所移転のお知らせ

神戸市立総合福祉センター大規模改修工事の実施に伴い、市視協事務所も3階に移転となります。期日は3月頃の予定でしたが5月頃になりそうです。はっきりした事が分かり次第、お知らせいたします。

会員の移動

退会者  安蒜啓子(北区)
移 動  太田華榮(北区→兵庫区)

ご逝去者

沖 絋子(長田区)  享年 74
下野久子(長田区)  享年 90

【編集後記】                       

広報部長 坂東 順治


会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年中は、会員の皆様のご支援とご協力を沢山いただきまして、厚くお礼を申し上げます。今年も、昨年以上に皆様のご支援とご協力を、よろしくお願い申し上げます。また、スタッフ一同今年も頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、会員の皆様、ご身体には十分にお気をつけてお過ごしください。


神戸市視協会報  第106号
発行日平成27年1月20日
発行者一般社団法人 神戸市視覚障害者福祉協会
会  長  奥本 一夫
編集者広報部長  坂東 順治
発行所〒650-0016神戸市中央区橘通3丁目4-1
  (市立総合福祉センター内)
TEL(078)371-6245
  (078)341-2897
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